鬼神憑依

双極性障害や統合失調症などの精神疾患を患うご家族をお持ちの方が

ご相談に来られますので、

アーユルヴェーダの鬼神憑依について書いてみました。

( 精神疾患をお持ちの方、服薬中の方のセッションは今現在お断りしております。)


鬼神憑依は超自然力による疾患です。

主に次の3種類の疾患が含まれます。



3種類の疾患

1. 悪霊や魔力のような未解明の力による疾患(呪いや怨みの呪詛)

 身体症状:振顫(ふるえ)、意識不明、筋肉のひきつり(中枢神経症状)

 精神症状:理由のない恐れ、にやにや笑い

 全身症状:下痢、咳、発熱、刺激性のある不快な口臭など


2. 中枢神経系をおかす感染症(神経が細菌などに冒されること)

 髄膜炎、脳炎として扱われる疾患


3. 精神病(とくに人格障害をともなうもの)

 神々しい人格、欲望に捕われた悪魔のような人格、音楽と性行為に捕われた人

 蛇のような(執念深い?)人格、不潔な人、尊大(高慢)な人、

 眠っているような人、先祖の人格、幽霊のような人

 これらの人は、中枢神経症状の異常や全身症状もありません。



症状

1. 前駆症状(発病の前触れ)

 よく泣くこと、発熱


2. 一般症状

 発熱、不機嫌、絶えず泣く、あくび、吠えるような声を出す、叫ぶ、

 大声でわめく、唇を噛む、歯をくいしばる、こぶしを固める、ひっかく、

 拒食、身だしなみが悪くなる、極度の体重減少、金切り声で泣く、発汗過多、

 よだれ症、瞼のむくみ、結膜炎、流涙症、うるんだ眼、眼・耳・鼻をこする、

 斜視、貧血、黄疸、動悸


3. 中枢神経症状

 精神症状:恐れ、髪を引っぱる、舌を噛む、動悸のないひとり笑い

 機能障害:うつろな表情、意識不明、筋弛緩、うとうと状態、めまい、

      視野狭窄、不機嫌、眼球の震え、不眠症、声と話し方の変化、

      よだれを伴う顔面麻痺、弱々しい声、麻痺、硬直、振顫、

      瞼や顔面筋肉の震え、ひきつり、反り返り、失神、痙攣、

      頭痛、尿停留、尿便失禁


4. 感覚運動器官の症状

 盲目、鼻、耳、眼の病気


5. 胃腸症状

 便秘、鼓腸、口渇、下痢、嘔吐、口内炎、舌炎、腹鳴


6. 呼吸器症状

 口角の泡、咳、しゃっくり、喘息


7. 皮膚症状

 色の変化、鳥肌、蕁麻疹、水泡、膿皮症、肛門周囲のただれ、腹部の静脈怒張


8. 体臭

 脂、膿、糞便、鳥、カラス、山羊、死体のような体臭



鬼神に憑依されやすくなる要因について

  1. 清潔を保っていないこと、特にトイレのあと

  2. 身体の傷、潰瘍

  3. 家訓にそむくこと

  4. 良心にそむく行為、人をだますこと

  5. 脅迫、鞭打ちなどに怯えること

  6. 祭官、聖職者、恩師、客人に敬意をはらわないこと

  7. 不潔で壊れた食器で食事をすること

  8. 情緒不安定、自己中心、貪欲

  9. 食事、性行為、睡眠、体操、危険な行動、ばかげたことにぼっとうすること

  10. 人気がなく不吉な場所、たとえば墓地に行くこと

  11. 殺生、特に牛、山羊、蛇を殺すこと


アーユルヴェーダはインドの気候風土、生活、信仰に合うよう書かれています。

なので、わたしたち日本人にとっては少し「?」と思うかもしれません。

現代では、対戦ゲーム、ホラー映画や漫画、夜遊びなど、

精神衛生上良くないものに触れる機会が多いほど、

鬼神憑依の要因になると言えるでしょう。

夜尿症(おねしょ)の子どもにはこれらに類する、

精神衛生を害するものを遠ざけると良いと思います。


大まかにまとめると、

道徳や愛に背く行為、真理から外れた考えや会話、行いなどが、

鬼神憑依の原因とみなしているようです。


上記の要因が必ずしも当てはまるわけではありませんが、

物事が成就する場と時と量や体質などが適当な場合、

憑依の対象になります。



次に鬼神憑依の治療なのですが、

インドの風習が濃すぎる内容でしたので、

自分なりの見解をふまえてご紹介します。



治療

アーユルヴェーダの鬼神憑依の治療には「香り」が使われます。

感覚器官のひとつである「嗅覚」は脳の入り口であり、

意識とつながりがあります。

清潔を保ち、

入浴後に白檀と樟脳のペーストを体に塗るとか、

お香を焚きしめるなどが良い治療となるようです。


食事も香りのあるものや、

刺激的なスパイスがすすめられます。

日本の薬味ですと、

わさび、山椒、こしょう、ながこしょう、しょうが、にんにく

とうがらし、紫蘇、青紫蘇などでしょうか?

胃腸の具合をみながら取り入れるのも良いかもしれません。


お風呂に菖蒲を入れるのもおすすめです。

5月5日の菖蒲湯は邪気払いとも言います。

菖蒲は漢方薬として使われていたりするので、

内服薬に使えるお薬もあるようです。

漢方医に問い合わせてみるのもよいかもしれません。


祈りは治療としてもつかわれます。

「呪い」によって苦しめることが出来れば、

祈りによって救われることもあります。


それから、

前に記した鬼神憑依の要因から遠ざかる行為です。

清潔を保つこと、着る服、部屋などはこまめに掃除すること。

花を飾るなど、雰囲気を明るく清潔に保つよう心がけます。

ホラーマンガや映画など、精神衛生に良くないと思われるものは遠ざけます。

付き添い人の心身の健康も重要です。

ストレスを溜めないように心がけましょう。

心の健康を失ってみて、

初めて心から健やかでいられることの有り難さが分かります。


くじけそうになったら、

患者ご本人はお受けできませんが、

ご家族の方のご相談をうかがうことは可能です。

何かお手伝いできればと思いました。



追記として、

女性が鬼神憑依された場合に起こる、

生殖機能不全について記しておこうと思います。

  1. 二次性徴の欠如(女性としての発育がない)
  2. 無月経
  3. 月経異常
  4. 流産
  5. 早産
  6. 胎児死亡
  7. 死産
  8. 誕生直後の子供の死亡
  9. 誕生後数時間以内の子供の死亡
  10. 誕生後数ヶ月以内の子供の死亡
  11. 誕生後数年以内の子供の死亡

流産には様々な要因があると思われますが、

あまりご自身を責めないでくださいね。



これらの情報は、

書籍「アーユルヴェーダ式育児学」によって記されている、

第35章 グラハ・バーダー(鬼神憑依)の P294 ~ P313 を、

一部抜粋してご紹介していきます。

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