アムリタを飲んだヘビ

さて今日もわたしの妄想を交えたおはなしです。

どうぞお楽しみください♪


インド神話の中には「乳海撹拌」という

天地創造の物語があります。


インドラという天空の神が呪いにかけられたことにより、

神々は力を失い、

人間は堕落へと向かうのですが、

この呪いを解くためにはインドラ神に

「アムリタ」という不老不死の霊薬を飲ませるのがよいということで、

アムリタを作るための乳海撹拌が始まったのです。


この乳海撹拌は神々だけでは作ることが出来ず、

ヴィシュヌ神が主立って、

悪魔も総出で作ることになりました。


あらゆるエッセンスを取り入れた乳海に、

まずクールマという巨大な亀が入り、

クールマの上にマンダラという山を乗せました。

そのマンダラにヴァースキという巨大なヘビを巻き付け、

悪魔たちはヘビの頭の方を、

そして神々はヘビのしっぽを抱え、

交互に引っぱり合うことでマンダラを回転させ

乳海の撹拌が行われました。


その行程で海に存在するすべてのエッセンスと

山に存在するすべてのエッセンスが解け合いました。

引き合いに出されたヘビのヴァースキは苦しみ毒を吐きましたが、

それをシヴァ神が呑み込みました。

その毒によりシヴァ神は顔が青ざめてしまします。


1000年のあいだ乳海撹拌は続きました。

そしてようやく

乳海から様々なものが誕生しました。

太陽や月、ゾウやウシなど神々の乗り物、宝石、

聖なる樹々や女神など、、、

そして最後に

ダヌヴァンタリ神がアムリタの壺を持って現れました。


あっという間に悪魔と神々のアムリタの争奪戦が始まりました。

一時的に悪魔はアムリタを手に入れました。

しかし、

ヴィシュヌ神が化けた美女に悪魔は心を奪われ、

美女にアムリタを渡してしまいます。

結果として神々へアムリタは手渡されたのでした。


神々は交互にアムリタを飲み始めました。

そこへラーフという悪魔の化身が混じっていたのです。

ラーフはヘビのような姿をしていました。

神々に混じってアムリタを飲んだラーフは

ヴィシュヌ神に見つかって、

チャクラという武器で真っ二つに切られました。


しかし、

アムリタを飲んでいたことにより、

ぶった切られたラーフの頭部は不死となり、

尻尾の方は消えていきました。

アムリタを飲んだことをヴィシュヌ神に告げ口した

太陽と月をラーフは恨みました。


そして

報復として太陽と月を呑み込むのですが、

ラーフは真っ二つに切られていたので、

呑み込んだ太陽と月もすぐにラーフの体を通り抜けてしまうのでした。


というわけで、

インド神話では日食や月食はラーフの仕業であると考えられいます。

インド占星術ではラーフを欲望や煩悩のシンボル、

ぶった切られた尻尾の方をケートゥといって、

世捨て人や悟り、解脱のシンボルとして使われています。


わたしはこのラーフというヘビのような悪魔を

地球に知性をもたらしたヘビじゃないかと見ているのです。

アダムとイブに知恵の実を食べるよう促したヘビかもしれない。

尻尾を切っても生きているトカゲみたいですね。

西洋占星術ではラーフとケートゥを

ドラゴンヘッドとドラゴンテイルと読んでいますが、

西洋ではドラゴンは悪魔の化身と考えられているので仕方がないね、、、


アムリタを飲んだヘビのおはなしでした。

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